花あかり


桜の花が街頭の灯りを受けて輝き、花そのものが灯りになる。


写真展が終わった翌日から父が入院しました。
幸い大事には至らず、明日退院です。

今日、見舞いに行くと父が1人新聞を読んでいました。
母も少し前に帰ってしまったらしく、久しぶりに父と2人でゆっくり話しをしました。

帰りに父の手を取り、じゃあ、また明日、と言うと
父がぽつっと

「猫の・・・写真はうまくいったんか」

・・・・・。

「あ・・・」と思いました。

父は写真展には来れませんでした。
忙しさと体調と、いい歳をして娘のことに関わることに
多少の気恥ずかしさもあったのかもしれません。
そういうところがある父です。
母からはきっと話を聞いていたんだと思います。

「行けなくて悪かったな。行きたかったんだが」

関心の無い顔をして、
その実は気にしてくれていたのだと、気付きました。

お父さん。
大丈夫だよ、また頑張るから。

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コメント

  1. 無事写真展終えられてお疲れさまでした。
    お父様が入院されて心配でしょうが、大事ない様子なのでよかったですね。
    素敵な親子の姿が想像できました。

    しばらくゆっくり撮影を楽しんでください。

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    1. みるきぃさん、こちらのブログにもコメントありがとうございます。
      写真展でお忙しいのに~~~、でも嬉しいです^^
      自分もある程度歳を重ねてきたせいか、
      親とのやり取りのひとつひとつを大事にしたいと思うようになっています。
      病気になれば特にその気持ちが強くなるようで、
      そして親もそう思っているのかもしれません。

      ここのところ、バタバタが続いて確かにゆっくり撮影できていません。
      来月になったら少しゆっくり撮影しに行こうかと思っています^^

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